『希望の給食』監修者の小口広太さんとPARCの共編の書籍『農の力で都市は変われるか』がコモンズより発売されました。
コロナ禍で脆弱性が顕在化した都市のライフスタイルを持続可能なものへと変えていくにはどうしたらよいか? 「都市か農村か」という二項対立からではなく、「都市の中の農業」という視点から、農業が持つ多面的な役割を都市に、社会全体に広げていく可能性を、国内外の魅力的な実例を通して描いています。これからの給食のあり方を考える上でもヒントになる一冊です。ぜひお読みください。
小口広太、アジア太平洋資料センター(編著)
『農の力で都市は変われるか』
コモンズ刊、2023年10月31日刊行
四六判、192ページ 本体価格=1,800円+税
ポストコロナ時代の都市はどこへ向かうのか。暮らしと環境を守り、人と人とのつながりをつくる持続可能な社会に向けて、都市農業の現場で生まれる「農の力」をキーワードに、都市とライフスタイルの未来を描く。
【目次】
第I部 都市はどこへ向かうのか
第1章 日本における都市農業の可能性 東京を事例として 高木恒一
第2章 都市農業の過去・現在・未来 小口広太
第II部 都市を耕し、暮らしをつくる
第3章 耕す力が人を育てる 小島希世子
第4章 団地の中に畑がある生活 細越雄太
第5章 都市で食と農をつなぐ 青木幸子
第III部 これからの都市
第6章 街を、人を、畑が導く 髙坂 勝
第7章 世界に広がる農の力と都市の再生
1.香港の都市農業 安藤丈将
2.世界の連帯経済の現場から ブラジル:フェイラ・リヴレ(自由の市)の挑戦 田中滋
3.持続可能な未来社会の構築に向けた学校菜園の潜在力 米国カリフォルニア州の公立小学校の取り組み事例からの考察 山本奈美
第8章 農の力で「コモンズ」を取り戻す 小口広太
詳細・注文はコモンズのウェブサイトへ